僕は車のハンドルを握りながら、少し緊張していた。今日のお客様は、遠路はるばるこの街まで足を運んでくださった初めての方だ。メールのやり取りからは、どこか日常に疲れた、でもどこかに輝きを求めている女性の姿が浮かんでいた。そのメール一つ一つが、僕にとってはかけがえのない日々の癒しだった。

約束の場所で待っている彼女を発見し、車でお迎えした。
「かっこいい車で迎えに来てもらって、気分は最高に盛り上がりました✨」
彼女のその言葉に、僕もほっと一安心。車内の会話は、初めて会う者同士とは思えない、自然で温かいものになっていた。

僕のセラピールームは、非日常的な空間ではない。あくまでそこは、“安全”で、“恋人気分”を味わえる、特別な居場所。まずは僕の得意とするハットスパから。頭皮を優しくほぐすと、彼女の緊張が少しずつ解けていくのがわかる。

次はショルダーマッサージ。硬くなった肩の筋肉に、そっと触れていく。触れ合いの中から生まれる信頼感――それが何よりも大切なのだ。

そして、パウダーを使った性感マッサージへ。滑らかなパウダーの感触が、肌を優しく撫でる。彼女の吐息が次第に深くなり、体の力が抜けていく。
「パウダー性感で一気にいやらしい気持ちになって…」
彼女が後で呟いたその言葉こそが、彼女が日常の殻を破り、本能に正直になった瞬間の証だ。そこから先は、もうただの心地よい渦。愛撫に身を委ね、彼女は「天国でした」と感じてくれた。

施術後、ふと彼女が言った。
「また明日…会えますか？」

この言葉を聞いた時、僕はこの上ない喜びを感じた。初めてのご予約でありながら、その場で“本予約”を頂いたのだ。信頼して身を委ね、そしてまた会いたいと思ってくれる――セラピストとして、これ以上の褒め言葉はない。

明日、彼女に会うのが今から楽しみでならない。あなたも、満たされない日常を忘れ、心と体を解放してみないか？ 僕が、“安全”に、“触れ合い”ながら、あなただけの“恋人気分”をお届けしよう。

あなたからのご連絡も、きっと日々の楽しみになるはずだ。