写メ投稿
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2025-10-30
灯りの下で!施術の前、部屋の照明を調整する。
施術の前、部屋の照明を調整する。
ある日ふと気づいた。
明るさひとつで、自分もそして貴女の呼吸の深さまでも変わるということに。少し強い光だと、貴女の表情が見えすぎる。
自分の意識も向きすぎる。
柔らかな灯りや暗い灯りにすると、不思議と空気がゆるみ、言葉のトーンも落ち着いていく。
手の動きさえも、穏やかになる。照明の明るさはもしかしたら
心の距離を調整するスイッチのようなものかもしれない。
明るすぎるのは論外だし、身構えてしまうと感じる。
暗すぎるのも、心の奥まで隠れてしまうのかも。
そのちょうどいい中間を探す作業は、人と向き合うときの姿勢にも似ている。光の加減ひとつで、人はこんなにも表情を変える。
その変化を感じ取れることが、今の自分には何よりの学びだと思う。
結局、仕事というより、人生のほうが教えられている気がする。
「見よう」とすればするほど、見えなくなるものがある。
でも、「感じよう」とすると、光の輪郭のように、そっと心に浮かび上がる。部屋に満ちるのは、灯りと、少しの静けさ。
そこから始まる時間が、どんな色になるのか楽しみにしたい。


