写メ投稿
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2025-04-20
どうしてセラピストに?【おしえてけいあくん】
こんばんは、恵愛(けいあ)です。
お客様から必ずと言っていいほどいただくのが「どうしてセラピストになったんですか?」というご質問。その理由は以前、日記やXにも書いたことがありますが、改めて今の気持ちをまとめてみました。もともと私は、「性行為はお互いが気持ちよくなれることが大切」と考えていました。
けれど、いつしか「自分の快感よりも、女性が本当に満たされる時間にしたい」という思いに変わっていきました。
そのきっかけは、女性たちが抱えるさまざまな性の悩みに触れたことでした。たとえば、レスで寂しい思いや不満を抱えている方。
男性の独りよがりな行為を我慢している方。
サイズが合わず、痛みだけが残ってしまう方。
なかなか感じられず、自分を責めてしまう方。そうした声を耳にするたびに、「私にできることは何だろう」と考えるようになりました。
どうすれば、気持ちいいと感じてもらえるのか。
どうしたら、痛みのない、安心できる接触ができるのか。
満たされたと感じてもらうには、何が必要なのか。それを知るために、女性の視点から発信された性に関する情報を探し、技術的なことだけでなく、心のあり方や、環境づくりについても学びました。
そうしていくうちに、「少しでも悩みを軽くする手助けができたら」と願う気持ちがどんどん強くなっていきました。「ここまで真剣になれるなら、いっそ仕事にできるんじゃないか」
そう思ってこの業界を調べたときに出会ったのが萬天堂でした。「セラピストってこんなに年齢層が幅広いんだ」と驚いたのと同時に、「今からでもチャレンジできるかもしれない」と感じました。その後、業界研究の一環としてセラピストの方が書かれた書籍を読みました。そこには、私が思っていた以上に深く重い性の悩みが記されていました。
出産以降、数十年性行為のないまま、膣がすっかり硬くなってしまった方。
過去の経験がトラウマとなり、性行為そのものが恐怖になっている方。
身体に障がいがあることで、触れ合うことをあきらめかけていた方。
そうした方々に真剣に寄り添い、ともに乗り越えてきたセラピストの姿に、強く心を打たれました。「この仕事で提供するのは、性的なサービスだけじゃない」
「心に寄り添い、癒しを届ける」
それが、まさに“セラピスト”という存在なのだと、そのとき確信しました。もちろん、悩みの解決だとか心に寄り添うだとかというのは、決して簡単にできることではありません。風俗は陰の世界なんだから、そんなのはただの綺麗事だと言われるかもしれません。
でも、もし時間をかけて経験を積んだその先に、誰かの心の深い部分に触れられるようなセラピストになれたなら——
その時こそ、私がこの仕事を選んだ原点にたどり着いた瞬間になると思っています。私は「あなたが安らげる場所」になりたい。
体も心も欲もすべてを癒して、安心して全てを委ねてもらえるように。
そんな時間を、あなたと一緒につくっていけたら嬉しいです。