実は、運というのは皆に平等に降っていて、チャンスは平等にあります
それなのに、私たちは運のいい人と悪い人がいるように感じてしまう
運の良し悪しというのは、その人の振る舞いが起因すると言われている
自分で運がいいと思っている人は、開放性と外向性が高い
こうした人たちは、落ち着いて行動し、新しい物事にも挑戦し、自らチャンスをつかんでいく傾向がある
この開放性と外向性のスコアが低い人に、思考パターンを変えるトレーニングをすると、内観が変わりはじめ、いいことが起こるようになる
残念ながら、開放性と外向性が高いのは欧米人で、日本人の性格は誠実性と協調性が際立っている
つまり、そういう戦略を備えた人たちが日本では生き延び、子孫を残しやすかったということ
開放性・外向性の高い人たちは一時的には日本でチャンスをものにできたかもしれないが、長い歴史の中では、然るべき理由によって数が減ったのだろう
日本が島国であること、地震などの災害が多いこと、そして稲作文化の国であるという環境が大きく影響している
自分1人が生き延びることよりも、配偶者を得て安定的に遺伝子を伝えていくには、誠実性・協調性の優れた人のほうが有利であったのだろう
1人勝ち上がることを運がいいと思うのか、自分の子孫を残していくことを運がいいと思うのか
人々の幸福度の国別ランキングを見ると、日本はいつも低く出る
これは、欧米の尺度で幸福度を測っているから
欧米の尺度とは「自分の成功」のこと
日本はどうかというと、あまりここには重きを置かず、自分が誰かにどれだけ必要とされているか、愛されているか、認められているか、そういうところを幸福度の重要な柱として捉えている
では、日本人に足りない開放性・外向性を上げていくにはどうすればいいか
それは「たまには知らない街を散歩する、新しい人と交流する、読んだことのない本を読む、新しい経験を怖がらずにちょっとやる」ことです
仕事においても、新しい経験を怖がらずにやる真島を貼っておき〼