最後に言葉を使わない"会話"を
桃田誠司ことモモです^ ^
訪問医療の職場に入ってすぐの頃
『患者さんとの会話が続かない』
という悩みを先輩にしていました
先輩からは『言葉に注目しないで、感情に集中してみな』
とアドバイスをもらい
1つの事しか考えられない僕は
会話の文章をなるべく広く捉えて
言葉の中に潜む感情のみを見るようにしました。
そしたら楽しい楽しい!!
話し手の感情を汲み取れて、会話が弾みました!
ただ、訪問で伺う患者さんは移動手段がなくて訪問サービスを求めている方々ばかり
外に出歩くことも少ないので、会話するようなイベントが毎週あるわけではありません
次にぶつかった悩みは
『会話のネタがない』
次第に、訪問した際はその日の体調やバイタルをチェックするだけの
最低限診察に必要な会話ぐらいに..
また先輩に相談しました。
次のアドバイスは『病気や症状を診に行ってるのか?いろんな悩みを抱えたヒトに会いに行ってるんだろ』
ハッとさせられました
専門学校で人体や病気や治療法ばかりを勉強したことをきっかけに
「病気を治す・緩和する」ことだけが仕事だと視野が狭くなっていた自分に。
そして最後に先輩がひとこと
『患者さんを好きになってみな。』
これだけはすぐに理解できませんでした
そんな簡単に好きに?軽いな、チャラいな
とさえ当時は感じましたが頭の片隅において訪問に
その時、先輩が同行で連れて行ってくれたのは
手術で声を失ったおばあちゃんのご自宅でした
ただでさえ会話が難しいと言ってる僕に
この先輩は何をさせるんだと反抗的にも思ってましたが
そのおばあちゃんの魅力に僕は泣かされました
初めましての挨拶からしばらく筆談でお話しをしました
1回1回の会話に時間がかかる初めての筆談のペースにも戸惑いながら
時間をかけて文字を書いて下さる姿に
『筆談で大変でじゃないですか?』
と今思うと物凄い心ない失礼な言葉を投げてしまったんです
そのとき、おばあちゃんはニコニコしながら
先ほどより時間をかけて、たくさん文字を書いてくれました
『最近亡くなったおじいさんが、私のことをとても大切にしてくれたの。だから何があっても大変とは思わないし、伝えられることが有り難いと思うわ。気遣ってくれてありがとう。』
という文字を見せながらさらに
ものすごい素敵な笑顔で僕を見てくれました
僕は、自分がした軽率な行動に気づいて恥じたと同時に
心ない発言さえも愛で包むような
広くて大きく繋がりある愛と初めて出逢いました。
いつものやつですよね
気づいたら泣いてました。しかも笑顔で
泣きながらペンを置いてまず全力で謝りました
それから込み上げる感謝を綴りました。
自覚はしていなかったけど
偏見をもって人と関わっていたことにも気付かされました
それなのに..
目の前のおばあちゃんは。
全てを凌駕するような大きな愛で
時間をかけて丁寧に僕に伝えてくれたんです
声がなくても、伝えられる。表現できるものは大いにあることを
笑顔含めた素敵な表情や、文字を通して伝えるたくさんもらった愛に対する感謝をもった生き方?
とてつもなく素敵な方でした
そして帰り際に、このおばあちゃん好きだ。と思っていたんです
まんまと先輩にやられましたよ
人のことを好きになったら、あなたはどうなりますか?
どんなことが頭に浮かんできますか?
僕は気になることが大量にでてきて
・なんであんな素敵なんだろう
・過去になにがあったんだろう
・どんな旦那さんだったんだろう
・これからどうして生きていきたいんだろう
・何を大切に生きているんだろう
性の対象としてでなく
人として好きになることを教えてもらいました
人好きになると
自然に気になっていろんなことを聞きます
会話のネタで困ることはほとんどなくなりました。
日々変わる感情や考えの変化が好きになりましたね
最後に『言葉を使わない"会話』
非言語コミュニケーションですが
性感もそのひとつだと僕は思ってます
一方的な僕の発表会になっては会話にはなりません
心拍数や息づかい、手や足の筋収縮やねじれ、体温や湿気の変化など
言葉以外にもたくさんキャッチボールはできます
僕も人間なのでミスコミュニケーションもあるとは思いますが
なるべく繊細に会話していきます
幸せだと全力でため息つきがち。
次に吸えば幸せは逃げないと屁理屈を言う
モモでした^ ^
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