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  • 2024-06-25

    No.80 未来に残したいもの



    僕が未来に残したいもの、

    それは…

    ざっくり、「対面のお仕事」です。

    コロナが世界を大きく変え、
    サービスを受ける側としても反対に提供する側としても、
    人と直に顔を合わせる機会は少なくなっていきました。

    受ける側としては、たとえばカフェやレストラン。
    注文はどんどん簡易的になり、
    紙のメニューさえなくなってQRコードを読み取って、
    頼んだ料理を運んでくるのは猫型ロボット。

    人と会話をしなくていいのはたしかに楽です。
    でも、コスパを追い求めた先にあるのは別の貧しさ。

    頑なであることがいいわけでも、
    保守的であることが正しいわけでもないけど、
    どうかロイヤルホストにはこのまま、
    紙のメニューと対面の注文形式を残してほしい。

    サービスを提供する側としては、
    僕が兼業でやっている仕事は、
    もともと人と一対一で向き合うことの多かった仕事です。

    でもコロナの影響で、どんどんオンラインに移行していきました。
    最初は抵抗や不信感があったものの、
    慣れればメリットも大きいことに気づき、
    今ではほとんどオンラインがメインになっています。

    自分で選んだことでもあるけど、
    たまに訪れる寂しさと目が合います。


    だから僕は、女風のお仕事が大好きです。

    他店さんには通話コースがあったり、
    もしかしたらzoomビデオ通話コースみたいなものがいつか流行るのかもしれないけど、
    大大大前提として体が二つあってはじめて成り立つお仕事。

    あなたの体と僕の体。
    それが同じ空間にあって、
    近づき、触れ合い、重なる。
    すごく尊いことだ、と僕には思えます。

    だから僕はこのお仕事を未来に残したいし、
    現在まで残してくれた先輩たちに感謝しています。

    僕はまだ生まれたてのセラピスト。
    何年も続けてきて、コロナを経験してきた先輩たちは、
    どうやってその冷たい時代を乗り越えたんだろう?

    そしてもちろん、
    セラピストだけたくさんいても成り立たない業界。
    女風のお仕事が続いているのはむしろ
    ユーザーさんたちがいるおかげでもあります。

    この世界にはどんな歴史があるんだろう。
    いつか誰かに聞いてみたいなぁ。


    ふゆきでした(⁠ ⁠´⁠◡⁠‿⁠ゝ⁠◡⁠`⁠)