写メ投稿
-
2024-11-04
[spam] 小説「歩く度に生まれていく」第二話(完)
秋草です!
前回の小説の続きを書きます!
その男は、カロリーメイト2本を両手で持ち、それを二口で食べ終えた。
カロリーメイトを食べる上での最もタイパの良いやり方だ。
「ありがとうございます。このあと喫茶店でも行きませんか?」
ナンパッッ!!?
なに?いまのこれ、ナンパ!?
え!?
そしていまのこの時間、ナンパへの返し待ち!??
なにがなんだかわからず、体の震えに気付き、やはり怖さが込み上がってきている事を感じ取る。
も、もしかして、全て演技で、全て嘘で、ナンパする為だけにうずくまっていたのでは??
つーか、喫茶店の代金も私が出すんじゃねえかよ!ふざけんな!!
「いや、予定あるんで!」
「え?なんの予定ですか?どこ行くんですか?」
こわいこわいこわいこわい。
「どこっていうか・・。友達と待ち合わせてて」
「こっち住宅街ですよ。普通待ち合わせるなら駅前とか、店の前とかじゃないですか?」
「なんなんですか!やめてください!気持ち悪いです!!」
私はつい声を荒げた。そして、さっさと道を進んで行った。
散歩していて、辛い目にあったのはこれが初めてだ。
たった一つの辛い目が、こんな気持ち悪い捻れた事柄なの、最悪すぎる!
つーか、シェアハウスの女性全員と付き合って一気に別れたってのにあんなに驚いてたのに、いまのこっちの方がもっとやベーじやねえか!
そして、中野駅に着いて、息を切らしながら、電車に乗った。
最初に感じた、仲良くなるという直観は、なんだったんだろうか。
そう思って、家に帰ると、玄関前にその男が居たので、蹴って、転がして、蹴って、ゴロゴロと転がして、マンホールの蓋を思い切り開けて、蹴って、その男を中に落として、マンホールの蓋を閉めて、何事も無かったかのように家に戻った。
鏡で顔を見て手直ししてから、手洗いうがいをして、トイに入り、出て手を洗い部屋のなかでくつろぐ。
いつも通りスマホでインスタを眺めて、Xを眺めて、YouTubeのチャンネル登録で更新されてるのが無いか眺めて、見たいのなかったので、あーって横になった。
あーーー散歩って楽しいなーーーー。
私はなんなんだろなーーーー。
私は散歩が好きでいいやーーーー。
そう思いながら、なんかもう、投げやりのように、ぼーーっと、この時間を過ごすのであった。
完
終わった!二話で終えられた!
てか、こえーよ!なんなんだよ!
ラブリーな話作れ作れ!!!!なにこの不条理小説!!
ジャンルで不条理を選ぶ必要なに一つ無いのよ。
恋愛かコメディかシティな感じのにしろ!!
てな訳で、小説が完成しました!
小説読むの好きなので、ぜひ読書家さんがいましたら、会ってお話ししましょうね☺️✨
小説5年に1冊しか読まない方も、また別のお話しを楽しくしましょうね!✨
秋草でした!