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  • 2024-10-26

    10月は12回日記を更新しよ〜(10/12)

    「テクピになりたければガシマンせよ!」
    僕はテクピになるつもりはないので、やらないけど。
    昨日の日記を書いている時に思いついたのである。
    とても画期的で斬新な意見だ。
    今の時点では全く共感されないだろうが、まぁ説明を聞いてみようじゃないか。
    なかなかどうして、説得力のある説だと目から鱗が落ちるかもしれない。

    僕はこの仕事をしていて常々感じているのは「女性は我慢してしまう」ということである。
    嫌なことがあっても、それを口に出して言うよりも、胸に秘めてストレスをため込んでしまう。
    ましてやそれが夜の事となると、まず間違いなく不満を相手に伝える事はしない。

    口コミを見ればその傾向は顕著で、どれも10点満点ばかりである。
    だが実際にはそんなわけがないのだ。
    不平不満があっても、それを口コミに書く人は極端に少ない。
    吐き出すことによってストレスを解消するよりも、無かったことにして忘れてしまいたいと思う女性が多いのだ。

    ガシマンをすることで10人中9人の人から「痛かった」「雑に扱われた」と不満を抱かれても、それを口コミに書かれることは滅多に無い。
    そして10人に1人は、「より強い刺激」を「より大きな快感」として受け取れる体質の女性がいるのだ。
    その人はきっと「今までで一番気持ち良かった」と感じ、絶賛する口コミを書くだろう。
    そうして100人の相手をすれば、10件のテクニックをべた褒めする口コミが蓄積される。
    一見するとまるでテクピのようではないか。
    その裏には90人の女性の不満があったとしても、口コミとして表面化することはほぼない。

    夜の事に関して、負のフィードバックがほとんど行われないのは由々しき問題である。
    良かった時は褒められ、悪かった事については何も言われない。
    そのことを理解していないと、男側はどんどん勘違いしてしまうのだ。
    こうして謎にテクニックに自信を持つ男が蔓延っていくのである。

    女性に話を聞くとセックスが上手い男なんてほとんどいないのに、世の中の男性の多くはそのことに無自覚で相変わらず勉強不足で、むしろ自分は上手いと自信を持っている。
    特にこの仕事をしている人は自信があるから始めたという人も多いだろう。
    だがその自信は、一部の女性の不満を蔑ろにして、相性の良かった女性からの誉め言葉を都合よく解釈しているだけなのかもしれない。

    少なくとも僕は女性のことを知れば知るほど、「我慢してしまう」という性質への理解が深まり、負のフィードバックが無い事に対して危機感を覚えている。
    誉め言葉は素直に受け取るようにしている。
    だが「不満を言わない」=「不満が無い」というわけではないので、もしかしたら言えないだけで何か不満を抱えているかもしれないという思いは常に頭の片隅にチラついている。
    たぶん僕がテクニックに関して自信を持つことは今後も無いのだろう。

    僕はありがたいことにたくさんの口コミを頂戴している。
    でも件数のわりに、性感に関する口コミが少ないように思う。
    それは「より大きな快感を与えること」よりも、「痛みや不満を与えないこと」を優先しているからなのかもしれない。
    僕は「当たり障りのないこと」が苦手でプロフや日記では好き勝手に書いているけれど、初回の性感については「当たり障りのないプレイ」から入ることが多い。
    何回か会って仲良くなったらその限りではないけれど。

    ということで「テクピになりたければガシマンせよ!」という新説である。
    これは女性や女風への理解度が高い、なかなか興味深い意見ではないだろうか。
    僕はテクピになるつもりはないので、やりませんが。

    ところで、飲み会で「俺、ドSだから笑」って言う人と仲良くなれたことがないんだけど、どうすればアイツらと仲良くなれるの?
    別に仲良くなる必要ない?
    それもそうね。