写メ投稿
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2025-11-07
呼吸と快感の深い関係
施術中、
ときどきふと、こう思うことがあります。
あ、この方、今ちゃんと息してないな
もちろん、息はしてるんです。
でも、それは浅い呼吸。
まるで胸の上で止まってしまったような呼吸です。
緊張していたり、
恥ずかしかったり、
どうしていいかわからないっていう心と身体の状態のとき、
多くの方が無意識に、呼吸を止めてしまうんです。
僕たちの身体は、とても繊細です。
呼吸が浅くなると、身体全体がぎゅっと固くなって、
本来感じられるはずの快感も、どこか鈍くなってしまうことがあります。
逆に、
ゆっくりと深く、呼吸ができているとき。
身体は自然とゆるみます。
奥の奥まで、気持ちよさが響きやすくなるんです。
試しに、いま、深く息を吸ってみてください。
鼻から吸って、
ゆっくり吐いて。
それだけで、ちょっと気持ちが落ち着きませんか?
施術中に
はぁ…と声が漏れる瞬間。
あれは、気持ちいいというより、安心してるというサインでもあります。
身体の奥にある緊張が溶けていくと、
自然と快感も深く、豊かに広がっていく。
呼吸って、そういうスイッチでもあるんです。
性感って、テクニックだけじゃないんです。
呼吸、心のあり方、
その人の今の状態、
全部が重なったときに、
はじめて深く感じられるもの。
感じたいのに、うまく感じられない
気持ちいいってどんな感覚なんだろう
そんな風に思ったことがある方こそ、
一度、呼吸に意識を向けてみてください。
施術中は、僕がそっと誘導することもあります。
ゆっくり吸ってみて
吐いて…そう、そのまま
まるで瞑想みたいに、
一緒に呼吸を整えていく時間。
その呼吸のリズムのなかで、
あなたの身体が少しずつ目を覚まし、
自分でも知らなかった快感の扉が開いていく瞬間があります。
感じるということは、
自分に戻ることなのかもしれません。
浅くなっていた呼吸を思い出すように、
本当の自分の感覚を取り戻していく。
それはきっと、
ただの気持ちいいだけじゃない、
深く癒されるという感覚に近いのだと思います。
次にお会いできたときは、
焦らず、無理せず、
ゆっくり一緒に、呼吸からはじめてみましょう。
きっとその先に、
まだ知らない心地よさが待っています。

