写メ投稿
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2025-11-04
ゆれと鼓動と、残りの1ページ
いつもの道を歩いていると
心がゆれる時がある誰かの一言が
時間をトリップして
ビートの中で泳いだ記憶に触れた時踏切の信号で消えていく
あの日の風の匂いで
ふいに季節の終わりを感じた時残りの人生の1ページをめくって
優しさに触れた瞬間
もう一度、生きたいと思うことがあるダンボールが重なる静かな部屋で
響く音で震える夜
それでも
そのゆれを抱きしめて土砂降りの雨の中 真っ直ぐに
ゆれる心が
世界をやさしく撫でる雲の隙間から流れる音
僕はただ
そのリズムに身を任せるだけ
感じるままに
地面からの響きを
体で受け止めるようにノイズさえも味方につけて
素直にゆれればいい
眠りの森でソファに倒れても
夢の中で薔薇を咲かすから鼓動のようにゆれる想いを
音に変えて
息のようにやわらかく
あなたの中で
火をともす


