写メ投稿
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2025-10-02
ひまわりとペダルと、寄りかかったラジオ
ないものをねだって
あともう少しと手を伸ばす
茹だるような夕暮れに
イヤホンからこぼれるメロディー気だるく口ずさみながら
幼い頃の街を漂う
ベッドに寄りかかったラジオ
巻き戻して繰り返したテープ西日の窓辺に浮かぶ
咲き誇る前のひまわり
花火のように消えていく
儚い時間の残像掴みきれない空白が
胸の奥で揺れている太陽に向かって
必死にペダルを漕いで
汗が光の粒となり
夕暮れに溶けていく進むたび
ひまわりの影は伸び
夕暮れに溶けたメロディーが
遠くで揺れていた


