写メ投稿
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2025-09-14
ワインと静寂と、夜を待って
霧雨の夜に
冷えたワインを飲み干し
人込みをかき分けて
ネオンの海へ足を踏み入れる孤独が奏でる音楽とリズムが胸を叩き
世界を旅するように漂う
静寂のリズムに酔って
時は流れる孤独な夜が好きで
けれど夜空に散る星の瞬きが
胸の奥の静けさを揺らし
見えない誰かの気配を
呼び寄せていた夜が明け
生ぬるい風が頬をかすめる頃
雨は止み
豪華な扉をくぐり抜ける朝日が差し込み
揺れる心を映し出す
夜を待つ前に
自分の影をじっと見つめた重い扉の影よりも
差し込む灯りのぬくもりに
心はそっと芽吹いていた雨上がりの空に輝いた星
孤独な夜に見つけた
誰かと刻む時間の温もり
その光は過去も未来も揺らし
誰にも邪魔されない時を築く朝になり
また夜を待ちながら
見上げた夜空の星は
暖かく僕を照らし続けていた