写メ投稿
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2025-09-01
銀河鉄道と白い靴と、揺れる鼓動
朝日が昇る
顔にあたる光の中で
ふと胸の奥の痛みに触れる白い靴で踏み出した道
あの日の僕は
ただ勢いのままに走っていた
未来を描くよりも
その瞬間を生き抜くことで精一杯だった──けれど今なら言える
先にある夢を描いて進むことの大切さを長く険しい銀河鉄道の話を聞かせてほしい
その物語に心が揺れた時
悲しみさえ詩へと染み込んでいく時代に合わせて呼吸するつもりはない
明日を求める誰かが揺れるように
僕は傷をリズムに変えて手放す影に光が差し込む
揺れる鼓動が
眠りの中の夢を呼び覚まし
月夜に照らされた時
現実の景色に変わっていくと信じている──だから僕は
歩き続ける
未完成の物語を
自由の風にのせて置いてきた言葉が
夜風に混ざり
まだ見ぬ誰かの呼吸に触れていく