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  • 2025-08-30

    影と光と、水筒の妖怪

    暑い夏の日
    教室の片隅で一人でいると
    A君が声をかけてきた
    同じような環境で育った彼とは
    なぜか気が合った

    「バイト、一緒にやらないか」
    新しい経験にワクワクして
    僕は頷いた

    倉庫での作業の合間
    妖怪や不思議なことが好きなA君は
    梱包の手を止めて、ふいに言った
    「妖怪と出会ったら、どう闘う?」
    僕は答えられずに黙る
    A君は続けた
    「妖怪は光みたいなものだから
    まともに闘えない
    封印するか、共存するしかない
    水筒の中は鏡だろ
    光を反射して閉じ込めるのにちょうどいい」
    その発想に僕は感心した

    ──バイトの帰り道
    目の前を一つの光の球が飛んでいった
    その先には
    僕と同じような環境で育った子供が立っていた
    僕は声をかけることなく
    ただ通り過ぎた

    やがてA君とは道が分かれた

    大人になり
    「妖怪スポット」の噂を耳にした
    そこに潜む妖怪を生け捕りにすれば
    多額の報酬が得られるという
    がむしゃらに稼ぎたかった僕は
    迷わずその場所へ向かうことを決めた

    久しぶりにA君に会った
    居酒屋の席で妖怪の話をすると
    彼は驚き、必死に止めた
    「やめた方がいい」
    それでも僕が行くと言うと
    水筒を渡された
    「お守りだ、持っていけ」

    ──夜
    廃校の校舎に足を踏み入れる
    特級の呪物を封じる札を手に
    廊下を進むと、背後に寒気が走った

    振り向けば
    顔が前後に二つ
    腕が四本、足が四本の鬼が立っていた
    鋭い爪が空を裂き
    僕は紙一重でかわす
    札を鬼の額に貼りつける
    「これで終わりだ」──そう思った

    だが鬼は心に語りかけ
    押し込めていたトラウマが
    光となって溢れ出す
    僕の姿が
    ゆっくりと妖怪へと変貌していく
    必死に抗うも、取り込まれてしまう
    「もうダメか」

    その時
    A君から渡された水筒を思い出す
    フタを開けると
    溢れ出したトラウマが
    光の奔流となって吸い込まれていく
    鬼は消え去り
    僕は気を失ったまま
    朝まで水筒を抱えていた

    翌朝
    封印のため寺へ向かう途中
    目の前を一つの光の球が
    静かに飛んでいった

    僕は立ち止まり
    水筒を封じるのをやめた
    トラウマは消すべき呪いじゃない
    一緒に連れて歩く影だ
    その影があるからこそ
    光の眩しさを
    誰よりも強く感じられる

    ──だから僕は
    光の球と影を胸に抱き
    今日も歩き出す
    過去の痛みさえ
    誰かの未来を照らす
    新しい灯になると信じて