写メ投稿
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2025-08-23
【抱きしめた腕の中から溢れる言葉にならない想い】
「もう会えないかもしれない」
そう思っていた貴女が
勇気を出してまた連絡をくれた時、僕はとても嬉しかった
待ち合わせ場所で貴女と目が合ったとき
その瞳に浮かぶ喜びと揺らぎを僕はすぐに感じ取った
きっと貴女は逢いたい気持ちと、
後ろめたさの間で揺れていたはず
それでも貴女の指先は少し震えながらも、しっかりと僕の手を握ってくれた手を繋いで歩きながら何気なくかわす言葉の一つ一つが、会えなかった時間に出来た2人の距離を近づけて緊張を溶かしていく
ソファーに一緒に腰を下ろした瞬間、触れている身体から貴女の体温と甘い香りが伝わってきて鼓動が早くなる
優しく髪を撫でながらうなじにキスをすると
あの日と同じように貴女は小さく震えながら、そっと身を委ねてくる
「会いたかったよ」
そう耳元で囁くと
貴女の吐息がかすかに乱れて、
細い腕で強く僕にしがみついた少しずつ解けていく表情も、
見つめる潤んだ瞳も、
抱きしめる腕の強さも、
そのすべてが
「私も会いたかった」
という貴女の心に秘めた気持ちを僕に運んでくれる
髪型も、メイクも、アクセサリーも、服も、下着も、貴女が僕と会う時間を特別に思ってくれている事を物言わず教えてくれる
そんな貴女の気持ちがたまらなく愛おしく感じて、思わずぎゅっと抱きしめてキスをした
その瞬間、閉じた貴女の瞳からかすかに涙が溢れて光ってみえてた
その涙の理由を僕は聞かない🐰