写メ投稿
-
2025-07-14
雨上がりの夜空×星空のメッセージ
何気なく届いたメッセージ
シンプルで、丁寧で、少しだけ遠くて
その向こうにある気持ちは
まだ読み切れないまま
夜のページをめくっていく大雨の夜
僕は濡れた街を越えて
電車の揺れに身をまかせながら
静かな場所へと向かったアスファルトに滲んだ光
閉じた傘のしずくが、
心の奥に波紋を描く人懐っこい小鳥の声と
誰にも届かないような、小さなため息
整えられた空間のどこかに
言葉にできない感情が、そっと息を潜めていた彼女の涙から始まった
でも、そこには
明るい緑が生い茂るような未来の気配が
たしかに、あった話して、笑って、
時々沈黙の中でふたりの呼吸が重なって
僕の心に灯った言葉は
「見つけてくれて、ありがとう」誠実で、優しくて、あたたかい彼女の言葉たち
その輪郭が、
僕の曖昧だった境界線を、なぞっていく窓の外には
雨上がりの空と、まだ滲む星たち
君が最後に投げた
見えない魔法が、そっと夜の端を照らしていた君は夜のスキマに、静かに溶けていった
話し足りなかったことと、
僕の忘れ物を残したままでもたしかに
悲しみが優しさを抱きしめて
幸せの星が、静かに降っていた