全国の女性専用風俗の情報・口コミ情報を掲載「女性用風俗.com」

090-8811-7223

"女性用風俗.com見た"とお伝え下さい!

東京萬天堂口コミ投稿
東京 / 出張性感マッサージ
24時間営業
自慢のセラピストによるA級施術をご体験くださいませ。

写メ投稿

  • 2025-07-11

    秘密基地と鍵と、進撃の戦士

    巨大な壁の向こうには、
    何があるんだろう。
    考えるだけ、無駄なのか──

    当時の僕は、都会の中心で働いていた。
    始発電車が通るホームを横目に、
    旅行者のような大きな荷物を背負って。
    カバンの中は、書類とPCでパンパンだった。

    でも、僕には“地下の秘密基地”があった。
    自分が管理する物件の地下室に作った、
    誰にも干渉されない、僕だけの空間。

    そこは、静かで快適だった。
    仕事はすべて自分で組み立てて動かしていた。
    チームがやるような規模のプロジェクトも、
    一人で完結させるような日々。
    効率化と改善が好きだったから、
    やり方を変えては業務を楽にしていった。

    たまに応援に来てくれる
    かわいい部下の女の子と、
    ふたりでコンビニのカフェラテを片手に、
    小さなテーブルを囲んで雑談する。
    そんな時間が、ちょっとした癒しだった。

    誰にも迷惑をかけず、成果も出していた。
    けれど──
    その「自由な働き方」は、
    上の人たちの“正しさ”には、そぐわなかったらしい。

    突然、秘密基地は禁止された。
    無意味な報告業務と、
    顔色をうかがうだけの朝礼が始まった。
    「これが社会ってもんだよ」
    同僚は笑って言ったけれど、
    僕は笑えなかった。

    閉ざされた地下室で、
    僕は荷物の整理をしていた。
    ロッカーを開けると、
    今までに見たことのない鍵が出てきた。

    そのとき、どこからか声がした。

    ──むかし、自由を求めて壁を越えた戦士がいる
      彼らのことを“進撃の──”

    声は途中で途切れた。
    僕はその鍵をポケットにしまい、
    “太陽を背に”、秘密基地を後にした。

    壁の向こうに行くには、
    巨大な敵を倒し、あの海を越えなければならない。
    いまの僕では、まだ足りない。

    ふと思い出した。
    母から昔、こんなことを言われたことがある。
    「お前の顔は、
     一族でいちばん自由を求めたあの人に似ている」

    家にあった、鍵のかかった古い机。
    もしかして──
    あの鍵で開くかもしれない。

    カチリ。

    開いた引き出しの中には、
    僕が子どもの頃に描いた漫画が入っていた。
    空を自由に飛ぶ、主人公の姿。

    その瞬間、僕の身体に
    空間を駆ける装置と、大剣が現れた。

    壁の向こうには、巨大な“あれ”がいる。
    その額に剣を突き刺さない限り、前には進めない。

    空を駆け上がる。
    太陽を背に、
    その巨大な手が襲いかかる。

    避けきれない。
    一度は弾き飛ばされたけど、
    もう一度、陽光を味方に跳ぶ。

    その目が、まぶしさに眩んだ一瞬、
    僕は全力で眉間へ突き刺した。

    巨人は崩れ落ちた。

    その奥には、
    見たことのない海が広がっていた。

    あのとき僕が掴んだのは、
    剣なんかじゃなかった。
    ずっと手放したと思っていた「自由」そのものだった。

    いま僕は、
    その海を越え、自由を求めて進む仲間たちと、
    太陽を胸に抱いて進んでいる。

    あの日のように、空を見上げながら──

    進撃は、続いている。