全国の女性専用風俗の情報・口コミ情報を掲載「女性用風俗.com」

090-8811-7223

"女性用風俗.com見た"とお伝え下さい!

東京萬天堂口コミ投稿
東京 / 出張性感マッサージ
24時間営業
自慢のセラピストによるA級施術をご体験くださいませ。

写メ投稿

  • 2025-06-23

    石と光と、欲望の行方

    誰からも高く評価されなかった僕は、
    「いつか認められる人間になれる」と信じて、
    求めていない努力を、
    擦り切れた時間に押し込んでいた。

    努力だけがすべてだと信じていたけど、
    そこにあったのは、
    擦り切れた精神と、
    力の入らない身体だけだった。

    そんなある日、
    空が光って、
    全人類が石になった。

    気づいたとき、僕は石化していなかった。
    いや、他にもいるかもしれない。
    誰かを探して、歩いた。

    やがて出会ったのは──
    自由そのものを絵に描いたような、
    ひとりの女性だった。

    さらに歩いていくと、
    “石にならなかった人たち”の集落があった。
    その人たちは、
    「当たり前に逆らって生きてきた」
    そんな人たちだった。

    彼らと共に過ごす日々は、
    「欲望のために努力する」世界。
    評価のためじゃない。
    やりたいことに正直で、
    そのためには全力になれる、
    まるで逆さまに映る自由の国だった。

    彼女との時間が、
    未来への不安さえ、
    愛おしいものに変えてくれた。

    でもある日──
    空から声がした。

    「carry fea(キャリー フィア)…1 second」

    蛇の形をした石が、
    空に浮かび、
    仲間の一人が石化した。

    立っていたのは、
    “支配”の権化のような男だった。

    「個性なんていらない。
    社会の歯車だけが生き残ればいい。」

    蛇の石は、
    “恐怖”を抱えた人に向かって放たれる。
    数字とともに光り、
    その場の人間を石に変える呪具。

    次は僕だった。
    彼女の声が届く。

    「…恐怖に勝って。」

    目の前で光った石。
    でも僕は石化しなかった。

    支配者が怯んだ。

    僕はその石を手に取り、
    同じように呟いた。

    「carry fea…1 second」

    支配者は、石になった。

    気づけば──
    電車の中。
    いつもの会社に向かう朝だった。

    僕は途中下車して、
    会社に「体調不良で休みます」と電話した。

    そして逆方向の電車に乗った。
    海を目指して。

    車窓から見えた空は、
    “欲望のために努力する”
    あの世界と同じ色だった。

    恐れに覆われた石の中で
    僕らはずっと眠っていたのかもしれない。
    でももう、
    欲望が光を放った——
    あの青空の下で。