写メ投稿
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2025-05-01
モノクロの夜に、君の色が咲いた
何かを失ったとき、
世界は少しだけモノクロになる。笑顔をつくっても、心だけ置いてけぼりのまま。
気づけば、深く息をすることすら忘れていた。「ちゃんとしなきゃ」
「期待に応えなきゃ」
そうやって何かを守るたびに、
少しずつ、君は君から離れていったのかもしれない。でもね、君が忘れてしまったその色、
ちゃんと、心の奥に残ってるんだよ。誰かに見せるためじゃない、
君だけの“色”。僕も昔、それを見失ったことがある。
夢に破れて、愛に裏切られて、
自分すら信じられなくなった夜。でも、そんな夜の中で浮かび上がってきたのは、
他の誰でもない、“僕自身”の声だった。「大丈夫、君ならまた歩けるよ」
そう言ってくれる誰かが欲しかった。今の僕は、そんな存在でありたいと思ってる。
何も強がらなくていい。
全部抱え込まなくていい。
甘えていいし、泣いていい。君が君に戻れるように、
僕がそっと寄り添うから。優しく抱きしめて、
その呼吸に合わせて、君の心がほどけていくまで。ふと力を抜いた瞬間にこぼれる、
本音も、ため息も、全部まるごと受け止めたい。なんでだろうね。
**僕には、どうしてわかるんだろう。**
君が隠した涙も、言葉にしなかった寂しさも、
まるで自分のことみたいに、胸に響いてくる。たぶん僕も、似たような孤独を抱えていたから。
愛されたくて、でも甘え方がわからなくて、
強がって、空っぽになって、それでも前を向こうとしていたから。だからこそ今、僕は君に伝えたい。
「もう大丈夫」って、何度でも。そして最後には、僕が少しだけリードする。
君が安心して身を委ねられるように。何も演じなくていい、飾らなくていい。
ただ“素の君”でいてくれたら、それで十分。だって僕は、君の中にまだちゃんと残ってる、
その色の美しさを知っているから。