写メ投稿
-
2022-10-05
意図せずできてしまった目標②
こんにちは、理央です。
①から読んでいただけたら嬉しいです。笑
〜数日後〜
『家から徒歩3分の場所にジムがある…!』
なぜ今まで気がつかなかったのだろうか。
暗闇に光が差し込んだ気がした僕は
すぐに電話してまずは体験に行くことにした。
?『電話の方ー?』
僕『はい?あぁ、はい!よろしくお願いします!』
失礼ながら僕と同等、いやそれ以上に声の通らない方だなと思ってしまった。
?『運動普段からしてるんー?』
僕『最近はできてませんね、ハハっ』
バツの悪いことを聞かれ、ミッキーのような声が出てしまう僕。
?『会長の〇〇です。昔の写真はあれ。』
そこには東洋太平洋チャンピオンと書かれた写真があった。
僕 『すごいですねぇ…( ・∇・)』
会長『昔はねー。さ!準備運動して縄跳びまずやろかー!』
その言葉通り準備運動をしてから縄跳びを3分2ラウンドで跳んだ。
久しぶりの縄跳びでふくらはぎが悲鳴をあげる。
会長『次はミット打ちいくよー。フォームはこう。』
見た目は老人かと思いきやキレのあるシャドーを目の当たりにし、かたまってしまった。
そしてミット打ちが始まったのだがここで僕は困惑した。
会長『ん〜フォームは綺麗だけどもっとこう、バン!!!!』
僕 『しゅっしゅっ』
一応思いきり打ったつもりだった。
会長『違ーう!もっとバンっ!バン!』
声が通らないと書いたことを訂正しよう。
すごい迫力だった。
僕 『ふん!』
会長『違う違う!バンっバン!』
僕 『バンっ!バン!』
会長『そぉー!いい!もっとバン!』
僕は思った。
この方、すごい感覚派だ…!
とりあえず思いっきり声を出していくしかない…。
僕 『バン!だぁ!はっ!』
体験初日で他の会員もいる中
思いきり声を出してパンチを打つのはとても恥ずかしかった。
その後はサンドバッグを声出しながらたたいて体験は終了。
しかし途中恥ずかしかったことが嘘のように
終わった後は清々しい気分だった。
そして今後、パンチの練習だけができる喜びを噛み締めた。
会長『じゃあ今日は終わりねー』
僕 『あ!すいません。入会したいんですが…!』
確かHPにはプロコース、フィットネスコース、アマチュアコースがあったはず。
僕はアマチュアコースを選択しようとしたのだが
会長『おー、じゃあプロコースねー。入会金が…』
僕 『へ…?アマチュアじゃ駄目ですか?』
会長『んー?本気の奴にしか教えたくないんやわー。他のコースやと適当に教えることになるでー。』
僕 『やるならプロを目指すってことですか?(´-`)』
会長『プロライセンス取るだけでえーから大丈夫。お前さんも目標あった方がえーやろ?その方が技術も身につく。』
お前さんと呼ぶ方に久しぶりに出会ったなと思いながらも
確かに目標があった方がいいと感じた。
いやしかし目標が高すぎないだろうか…。
一瞬躊躇したが
僕 『ではお願い致します!』
会長『おっけー!明日からよろしく〜。週4くらいはきてな〜』
これで投げだしたら男が廃る。
ということでこうして僕のプロライセンス取得への道のりが始まった。
僕 『いや、始まってしまった、です!』
完