長年日本に住んでいるけど、俺はアメリカで生まれ、大学卒業までずっとアメリカで暮らした。
日本の生活はほぼ慣れているけど、やっぱり俺の基本がアメリカ。そこで、色々な文化の違いを感じる。
異性関係には特にあるね。
アメリカで、女性から「ノー」と言われたら、それが即終了。どんな段階でも。
でも、日本では「ノー」が場合によって、「もうちょっと頑張って」というニュアンスがあると感じる。
例えば、デートで食事終わって、男性から「じゃ~次行こうか?」と提案して、彼女は「いや、明日早いし、そろそろ帰ろうかな…」で答えると…
アメリカの場合、男性:「あ、そうね。じゃ~また今度で!」
日本の場合、男性:「いいから行こうよ!ちょっとだけでいいし。」
日本の場合、実は彼女も残りたいだけど、正直にそれを言えないから、彼からの「行こうよ」引っ張ることが必要になる。「ノー」にあきらめずにもうちょっと頑張る。
アメリカ人として、少し違和感がある。「ノー」を言われたのに、なぜそれを無視して続けて誘う。
初めて日本に来た頃、俺は何回もこういうシチュエーションがあった。めっちゃ良いデートして、俺は「もう少し残って」と言い出して、彼女は「あ、でも、明日早いし、そろそろ帰ろうかな…」と答えた。そこで俺は「あ、分かった。じゃ~また今度ね。」と言って別々に帰った。
また今度がなかった。
そこで俺が引っ張ったはずだった。今なら分かる。
分かるけど、やっぱりアメリカ人として、まだ少し抵抗感がある。
「ノー」はノー。
でも、時々「ノー」は「もうちょっと頑張って」。
文化の違いって色々あった面白いね。