今日、参政党のイベントに偶然行き当たりました。
選挙を前にして、最近とても話題になっているようですね。
この1年で、日本を訪れる観光客の数が急激に増えました。
残念ながら、その結果としてオーバーツーリズムや、日本で日常的に暮らしている人たちにとっての不便が生まれています。
それが、反観光的な感情を引き起こしているようです。
……ただの「反観光」ではなく、「反外国人」という感情も同時に生まれてきています。
だからこそ「日本人ファースト」という考えが出てくるのだと思います。
正直、今この話題について、多くの在日外国人が不安を感じています。
私たちのように日本で普通に生活したいと思っている人間にとって、オーバーツーリズムは日本人にとっての問題と同じように、私たちにとっても問題です。
でも私たちの場合、それに加えて、さらに別の問題もあります。
たとえば、日本に住んでいる日本人の多くは、観光客と在住外国人の違いをはっきり見分けられないと思います。
私は長く日本に住んでいますが、それでも最近では観光客のように扱われることが増えてきました。
もちろん、問題は観光客だけに限ったことではありません。
確かに、日本に住む外国人の中にも法律を破ったり、社会に迷惑をかけたりする人がいます。
残念ながら、どんな集団の中にも、そういった人たちは存在するものです。
以前も書いたと思いますが、日本に住んでいる外国人は全体のたった3%ほどです。
その3%の中でも、日本に敬意を持たない人たちはごく一部に過ぎないと私は思っています。
だからこそ、「日本人ファースト」という動きは、私たち外国人にとってとても怖いものです。
もちろん、私たちは選挙権を持っていないので、政府がどんな決定をするかに対して、私たちには何の影響力もありません。
たった一握りの中のごく一部の人たちの行動が、私たち全体に悪い影響を及ぼしてしまうのでしょうか?
でも、迷惑をかける外国人が少数であるように、外国人に対して差別的な感情を持つ日本人もまた、ごく一部だと思いたいです。
今日の参政党のイベントでも、多くの抗議者や、在日外国人を応援してくれる人たちの姿がありました。
とてもありがたく感じました。
私がセラピストになったばかりの頃、ネットで自分に対するヘイトスピーチを見つけたことがありました。
正直、少し傷つきました。
でも、それ以上に素晴らしい人たちにもたくさん出会ってきました。
もちろん、素敵なお客様たち。
そして、他のセラピスト仲間たちや、お客様ではないけれど応援してくれる女風ユーザーの方々も。
日本で暮らしてきた中で、嫌な経験よりも、親切で思いやりのある素晴らしい人たちと出会った経験の方が、圧倒的に多かったです。
私はネガティブな感情よりも、ポジティブな感情を大事にしたいです。
そして、憎しみよりも、愛を選びます。
「反外国人感情」は少し怖いけれど、きっと大丈夫だと信じています。
これからも日本で、社会に貢献できるような生き方をしていきたいと思います。
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