写メ投稿
-
2024-05-14
「目の主治医」をつくる
正常眼圧緑内障になりやすいタイプとして、「親や兄弟に正常眼圧緑内障の人がいる」、「強い近視がある」といった点が指摘されています。ただし、眼圧の影響や視神経の強度などには、人によってかなり違いがあるので、40歳をすぎたらだれでも一度は緑内障の検査を受けるようにしましょう。
また、高齢になるほど発症率も高くなるので、近所や通いやすい場所に「目の主治医」をつくり、定期的にチェックしてもらうようにすると安心です。
眼圧は、血圧と似た面があります。ストレスを受けたり、疲労(眼圧の場合は目の疲れ)がたまると、一時的に上昇しやすいのです。そうした生活をくり返していると、視神経も傷つきやすくなります。
ストレスと目の疲労をためないように心がけ、睡眠をきちんととり、ときどき気分転換すること。また、パソコン画面などを長時間見つめ続けることも、眼圧上昇につながるので注意しましょう。
正常眼圧緑内障の治療を始めると、点眼薬を毎日使用します。長期間に及ぶので、ついさぼって点眼をやめてしまう方も少なくありません。
点眼薬による治療の目的は、発症時の眼圧を20~30%下げた状態を維持し、緑内障が悪化しないようにすることです。点眼薬を数日さぼっただけで、眼圧が元にもどってしまうこともあるので、面倒かもしれませんがきちんと続けることが大切です。
なお、点眼薬を使用した当初は、心臓病や喘息などに影響が出ないかどうか注意し、もしおかしいと感じた場合は早めに医師に相談し、薬の種類を替えてもらうなどの対応をとるようにしてください。