世界の皆さん、こんばんは🌏

ウィンタースポーツが楽しめる時期になってきましたね。

 

僕はスノーボードが好きなのですが、もう10年以上前に初めてゲレンデに行くことになったとき、近所のスポーツ用品店で一式買い揃えました。

フルセットで購入すると、決して安くはない金額でした。

そもそも自分がどんな種類のものが向いているかもわからないのに、見た目だけで全て選んだ覚えがあります。

最初はレンタルしておおよその体感を得てから購入するのがセオリーなんでしょうけど、とりあえずカッコいいウェアを着たい！このデザインのスノーボードに乗りたい！そんな一心で買ってしまった経験です。

 

こういうの、「形から入る」って言いますよね。

 

話は変わりまして、仲の良い友人にフルコミッションで生計を立てている保険マンと証券マンがいるのですが、フルコミッションの金融の営業マンってどんなイメージでしょうか？

 

ネイビーの細身のスーツに、よく磨かれている革靴、靴と合わせた色の革ベルト。

自立するブリーフケースに、盤面が大きめの腕時計、短く整えて後ろに流した髪型。

ヒゲは綺麗に剃られており、第一声の挨拶は腹式呼吸の大きい声。

インターネット上ではこんな感じのヴィジュアルが１つのテンプレートとして捉えられ、揶揄されていたりもします。

 

ただ、あながち間違いでもないと言うか、友人も確かにそんな感じの見た目をしているので、一度聞いてみたことがあります。

「もちろん個性はあれど、なんとなくみんな同じような格好に寄せているように見えるんだけど、それはどうしてだと思う？」

友人は少し考えてから、

「売れてる人がみんなそうだからだと思うよ」

この答えは衝撃的でした。

 

つまり、金融の営業として優秀な結果を出しているビジネスパーソン達は、上記のような格好で、一つのロールモデルになっているということです。

それを見たマス層のビジネスマン達は当然彼らのようになりたいわけですから、いわば憧れの一環としてそれを模倣する、すなわち「形から入る」わけですね。

結果、全体としてその傾向が強くなるということです。

果たして、商談の成約率と見た目に因果関係があるのかという疑問は掘り下げる余地がありますが、一つの要素としては確かなようです。

 

自分の実態が伴っていないのに、ただ見栄を張るためだけの「形から入る」はかえって虚しさを覚えることが多いとは思います。

しかしながら、自分が目指したい位置にいる人のことを「模倣」するという「形から入る」は後から中身を伴わせることもあると思います。

ただ、あまりにその目標とする人の立っている位置と自分の位置が乖離しすぎている場合は、前述の虚しさが上回るような気がします。

自分の100歩先を行っている人に憧れを持つのは良いことですが、短期間で100歩進むのは現実的ではありません。

自分の5〜10歩先を行っている人、そんな人を常に見つけながら、その人を追い越そうと形から入って中身を伴わせていく。

それを繰り返していけば、100歩先にいて憧れていた人と同じ景色が見えるようになります。

 

何事にも卑屈にならず、自分の可能性を信じていたいですね。

 

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