写メ投稿
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2025-09-09
? ?? 秋の始まり、続き ?
#3
彼に触れられるたび、
自分の奥に眠っていた感情が、
少しずつ目を覚ましていくのを感じた。
ただ温かいだけじゃない。
安らぎとも違う。
でも、確かに満たされていく。
「大丈夫?」
その一言で、胸の奥がきゅっと鳴る。
私はただ頷くだけ。
言葉よりも、沈黙の方が、
この気持ちを伝えられる気がしたから。
秋の夜の静けさに溶けながら、
私はまだ、自分の心がどこへ向かうのかを探していた。
—続く—