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少し早く待ち合わせ場所に到着してしまった私は
仁を待っていた。
会う少のは初めてだけど、DMは何回かやり取りをした。とても紳士で優しい男性という印象を持つDM。どんな人なんだろう、、、、
42歳かぁ、、やっぱり落ち着いた感じの人なのかな、、
そんな事を考えていたら、声を掛けられた。
「初めまして。仁です。」落ち着いた声とは裏腹に、思っていた以上にお洒落で若い男性が立っていた。これが仁、、、本当に42歳、、、？
私は思わず疑いの目を向けた。
「今、思ってたより若い。って。思ったでしょ。」
そう言って仁が微笑んだ。
微笑んだ。確かに微笑んではいるが、、、
目の奥に鋭い光があるのを感じた。
何を考えていても、何でも見透かされそうな、この人に嘘は通用しない。
そんな事を思わせる目だ。
「そんな事思ってない、、、」とは言ってみたものの、そんな嘘も見透かされているのだろう。
そして仁は私の手を取り
ホテルへと誘った。私は今日、デートコースではなくラブコースで呼んでいる。
勇気を振り絞って選んだのだけど、思ってた以上に心臓は脈打っている。
本当に大丈夫なのだろうか。緊張で結局何もせず解散、と言い出してしまいそう。
そんな不安を抱えながら仁に着いていく。
チェックインを済ませ、2人で部屋に入った。



あぁ、、、、この人にはもう、身体の嘘も付けない、、、全て見抜かれる、、、、、
それならもういっその事、全て任せてしまおう、、

緊張を上回るテクニック、
自分の知らなかった性癖との出会い、
今日この日が、本当の意味で私が性に出会った日になるのだろう。